むかしむかし、天にもそびえる大きなクスの木がありました。山里を木の影が覆いつくすため、作物が全く育ちません。困った里人は大男のきこりを雇い、大木を切り倒しました。
豊かな太陽の恵みを受け、里人は元気を取り戻し、山里は美味しいお米や野菜の産地になりました。残った切株が目の前にそびえる「伐株山」、山里は「くすまち」という名前になりました。
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また、ここまではくるめー「久留米」、倒れた木の長い崎っぽが「長崎」、ふわりと葉っぱが落ちて形がついた「博多」、鳥の栖が落ちた所が「鳥栖」など、大木が倒れたことで九州各地の地名がついたと伝えられています。